HPVウィルスと子宮頚がん

「子宮頸がん」という言葉については男女に関わらず耳にしたことがある人も多いと思われますが、HPVウイルス(ヒトパピローマウイルス)については、それほど知られていないと思われます。

しかし、HPVウイルスというのは、耳にしないということだけで、ウイルスに感染した時の症状については、非常によく知られているものになっています。

HPVウイルスというのは、簡単にいえば皮膚や生殖器に「イボ」を作るウイルスとなっていて、2016年現在では100種類以上のHPVウイルスが発見されています。

今回はHPVウイルスと子宮頸がんの関係性について紹介していきますが、HPVウイルスの中でも、約半数は皮膚型に分類されていて、生殖器に関係がないタイプのウイルスとなっていますので、肝心なのは性器・粘膜型に分類されるタイプのHPVウイルスとなっています。

HPVウイルスと子宮頸がんの関係性とは

HPVウイルスというのは、簡単に感染してしまうタイプのウイルスになっていて、感染率だけで見ると、多くの感染症の中でもトップクラスになっています。

具体的な感染率についてですが、セックスまたはオーラルセックスをした女性の5割から8割の人は感染してしまうと言われていて、年齢に差がなく、10代でも60代でも感染するリスクがあるとされています。

しかし、HPVウイルスに感染した人の9割は免疫力の働きによってHPVウイルスを排除することが出来ますので、それほど大きな問題にはなりません。

さらに、ウイルスを排除することが出来なかった人のうち、100人に1人くらいの割合で子宮頸がんが発症してしまうということになりますので、元から計算をしていくと、セックスまたはオーラルセックスをしたことがあるという女性のうち、2,000人に1人程度の割合で子宮頸がんを発症してしまうということになります。

まとめ

セックスやオーラルセックスの回数が多くなればなるほど、HPVウイルスに感染してしまうリスクは増加してしまうことになりますが、それらの条件を満たした場合でも、子宮頸がんを発症する可能性というのは1,000人に1人程度ということになります。

しかも、子宮頸がんはHPVウイルスに感染してから10年ほどが経過してから発症する感染症となっているために、発症する前に治療を行うことで子宮頸がんになるリスクを軽減させることが出来ます。

そのため、日本では20歳以上の女性に子宮頸がんの検診を無料で受けることが出来る処置を行っていますので、自宅に検診の手紙が届いた時には必ず受診するようにしてください。

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