疥癬

疥癬とは

ヒゼンダニと呼ばれる小さいダニが、人の肌の角層に寄生して感染する皮膚疾患のことです。

大正~昭和にかけて大流行し、以前は戦争や貧困が原因の栄養状態や衛生環境の悪化が大きな原因でされていました。

また性行為感染症の一種でもありますが、特に性行為とは関係なく感染することもありますので注意が必要です。

最近は高齢者施設を中心に、高齢者やその介護者の発症が増えています。

高齢者の方でかゆみなどの症状がある方は、感染していないか検査を受けることをお勧めします。

疥癬の症状

疥癬は通常疥癬と角化型疥癬に分類されます。

寄生するダニはどちらもヒゼンダニですが、寄生の数が違ってきますのでかゆみの程度も変わってきます。

通常は重症の場合は1人の患者さんに1000匹程度のダニがいますが、角化では100万~200万匹、またそれ以上になることもあります。

健康体の人であれば通常疥癬になりますが、免疫力が低下している人は角化型疥癬になりやすいのです。

通常かいせん寄生の数が少ないので感染力も強くはありませんが、角化かいせんでは寄生数が多いので感染力も強くなります。

疥癬の感染経路

通常かいせんは長時間肌と肌が接触することで感染します。短い時間であれば感染しません。

また角化型かいせんは短時間の接触で感染します。さらに寝具や衣類などを通じて簡単に感染します。

角化型かいせんは角層内に多くのダニがいますので、皮膚から剥がれ落ちた角層と接触しても感染します。

疥癬の検査法

通常は顕微鏡で検査を行ないます。

顕微鏡検査では注射針でヒゼンダニを抽出し、メスや眼科用ハサミを使用して角質層を採取した後に顕微鏡で検査します。

この場合検体をスライドガラスに移した後KOHを滴下し、カバーガラスの上に載せて光学顕微鏡で観察します。

KOH法での観察で、ヒゼンダニの卵、虫体、また抜け殻が発見されれば診断を確定します。

疥癬の治療法

通常は外科治療を行い、軟膏で処方することもあります。顔面以外の全身に薬剤を毎日塗ります。

乳幼児の場合は、頭や首などを含めた全身に塗ります。

通常は1カ月程度でヒゼンダニも全滅しますが、かゆみが残ることもあります。

疥癬の予防法

通常かいせんと角化型かいせんでは感染力の程度が異なりますが、通常かいせんであれば同じ部屋で一緒に寝ない、また長時間肌と肌を接触させないことが大切です。

さらに衣類や寝具など、肌に触れるものを共用しないようにしておいてください。

しかし角化型かいせんの場合は周囲の人たちにも感染する可能性が高くなりますので、通常の場合よりも配慮が必要になります。

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